第３回アバンティコットン倶楽部コットン収穫祭を開催しました！
５年目を迎えたアバンティコットン倶楽部は、いよいよ収穫の季節に入りました。これまで「生育研究」「カーボンクレジット化実験」など、さまざまな取り組みを行いながら定点観測を続けてきた栃木県佐野市・川田ファームにて、11月８日にお客様をお招きした収穫祭を開催しました。
気持ちの良い秋晴れの中で
10月末は週末の雨が続きましたが、収穫祭当日は見事な秋晴れ！みなさん続々と川田ファームに到着され、栽培５年目の川田浩一さん・夏実さんがあたたかく迎えてくださいました。
はじめに、アバンティコットン倶楽部担当の川邉より、川田ファームで育てている品種や栽培のポイントについてご説明しました。
いよいよ畑で収穫体験！
いよいよ畑へ移動し、収穫がスタート。
今年は生育実証のため、主力品種「天使の贈り物」を列ごとに栽培方法を変えて育てており、その列ごとに担当を分けて収穫を進めました。
初めて収穫を体験される方がほとんどで、採れたてのふわふわの綿にみなさん感動！
「これが服になるんだよ」と話しながら楽しまれるご家族、背の低い子どもたちが大人では気づきにくい下のほうの綿を丁寧に収穫する姿など、ほほえましい光景が広がりました。
今年の生育状況について
今年のコットンは品種間で生育差が見られました。７月までは大陸綿と比較してアジア綿も順調に育っていましたが、７月中旬以降は大陸綿の生育が一段と旺盛になり、大きなコットンボールを多くつけました。一方でアジア綿は生育が鈍化し、ボールがやや小ぶりに。
地球沸騰化とも言われる気候変動の影響により、栽培環境が大陸綿により適した条件へ変化している可能性も感じられる一年でした。
お昼ご飯は、青空の下で♪
午前中の収穫を終えたあとは、みんなでお昼ごはん。炊きたての白米、赤飯、ちらし寿司、おかず各種に加え、川田ファームやお客様からの差し入れもあり、とても豪華に！ やっぱりみんなで食べるご飯は格別ですね。
奥森からも「どんどんおかわりしてくださいね〜！」と声をかけながら、たっぷり盛り付け。みなさんに喜んでいただけて嬉しいひとときでした。
食後は、懇親会として“コットンと繊維製品について知ろう”というテーマで、紙芝居を使ったクイズ大会を開催しました。
いつも身近に着ている服が何から、どのように作られ、その過程でどれくらい農薬が使われているのか。「そもそもコットンは何科の植物？」といった基本から、環境への影響まで、楽しみながら学べる時間になりました。
今年の収穫祭は、天候に恵まれたこともあり、畑での収穫体験から学びの時間まで、ゆったりと和やかな雰囲気の中で進みました。お客様同士の交流も自然に生まれ、コットンを育てる楽しさや、ものづくりの背景にある大切なストーリーを共有できた一日となりました。
アバンティコットン倶楽部の活動は、国産綿の可能性を探るだけでなく、コットンを通じて「自然環境」「農」「衣」のつながりを見つめ直す機会でもあります。栽培の現場で感じた気づきが、みなさまの日々の生活や選択にも、そっと寄り添うものであれば嬉しく思います。
ご参加いただいたみなさま、川田ファームのみなさま、本当にありがとうございました。
これからもアバンティコットン倶楽部は、“育て・知り・つなぐ”活動を続けてまいります。次回もどうぞお楽しみに。
みなさんも
オーガニックコットンファームに
＼ 行ってみませんか？／
「アバンティコットン倶楽部のオーガニックコットンの圃場に行ってみたい」「コットンの収穫をしてみたい」「さまざまな品種のコットンを見てみたい」「服がどうやってできるのかを体験して知りたい」という方は、ぜひアバンティのスタッフとオーガニックコットンファームに行ってみませんか？どなたでも、お子様も、ご参加いただけます。
畑には随時訪れていますので、日程をご案内させていただきます。参加ご希望の方はアバンティコットン倶楽部までご連絡くださいませ。
アバンティコットン倶楽部とは
2011年に本格スタートしたアバンティの国産綿復活プロジェクト。現在０％である日本の綿花自給率を１％にすることを目標に、2021年にはアバンティコットン倶楽部として全国のみなさんと連携して綿花栽培を開始しました。メンバーは農家、福祉施設、企業や百貨店などの商業施設、学校、美術館、など多岐に渡ります。
はじまりは土、そして種。
It starts with the Soil and the Seeds.
アバンティは 大地から再生まで、オーガニックコットンのすべてを シームレスにつなぐ企業です。