ものづくりストーリー

フライスカップ付きタンクトップができるまで

フライスカップ付きタンクトップができるまで

気持ちのよさも、機能性も叶える一枚。

すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。

みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。

フライスカップ付きタンクトップとは

フライスカップ付きタンクトップ・グレー着用写真
フライスカップ付きタンクトップ・グレー物撮り写真
フライスカップ付きタンクトップ・グレー物撮り写真

暑い夏、もう何枚も重ね着したくない。でも1枚で着るには透け感やシルエットも気になる。

そんな悩みを解決するために、プリスティンではこの春、「オーガニックコットン」と「機能性」を融合させた新しいカップ付きタンクトップをつくりました。

デザイナーに開発経緯を聞いてみました

今回新しく作ったフライスカップ付きタンクは、透けないから1枚ですっきりと着られて、シルエットも美しく見せてくれて、見せて着て、様になるデザインです。


気候とライフスタイルの変化に合わせて

昨年の夏、本当に暑かったですよね。温暖化、猛暑が長く続く日本の夏に、もっと軽やかに着られる服が必要だと思いました。これさえあれば、カップ付きタンクトップ1枚+日除の長袖を重ねるといった、涼しい着こなしができます。

なので、構造やパターンにとことんこだわりました。

生地は柔らかな無染色のオーガニックコットン、部材も体に当たって気になる硬さを感じるものは使わず「綺麗で」「快適で」「機能的」な1枚を実現するために、様々な工夫をしました。

体のラインを美しく見せる、機能的な設計に。

フライスカップ付きタンクトップの中の構造
A. より安定感を保つため、肩まで裏地を付けています。極力厚みがでないよう薄くて柔らかい 60/-斜行天竺 を使用。
B. 摩擦が多いカップ裏部分は少し厚みのある 40/-斜行天竺 を使用。
C. より着用時の安定感、フィット感を出すため、カップサイド〜アンダー部分にはしっかりとした ベア天竺 を採用。
D. 着用時バストが外に動いていかないよう、アンダー中央部分の裏側には 布帛のポプリン を使用。
このように内側は様々な厚みや伸縮性の生地を切り替えすることで、しっかりバストをホールドするフィット感を出しました。 バストを自然に美しく見せてくれます。

着心地も軽く

そして縫い込まれたカップには、ドット状の穴が空いた通気性抜群なものを使用。普通のカップより軽量化され、軽やかな着心地になります。


カップ自体はなめらかな40/-斜行天竺で包むため、気持ちの良い肌触りです。

フライスカップ付きタンクトップの構造

パターンのこだわり

襟ぐりの幅や形は、微調整を重ね、1枚で着てインナーらしく見えないシルエットにこだわりました。


さらに1枚で着ても体のラインがくっきり出ない身幅にして、着やすさも追求しています。

フライスカップ付きタンクトップの着用感

縫製の現場を見てみましょう

栃木県栃木市へ

小林縫製工業さん
小林縫製工業さんの工場

そんな欲張りな願いを叶えてくれたのは、栃木県栃木市にあるアンダーウェアに特化した縫製工場、株式会社小林縫製工業さんです。

プリスティンの大人気バストメイクブラ「ふわぴたスワンブラ」や、「カップ付きテレコタンクトップ」も手掛けてくださっています。

カップ付きテレコタンクトップものづくりストーリーはこちら


手塩にかけて縫製していきます

柔らかな生地のパーツ10点とパッドを縫い合わせる、縫製の手間がかかるデザインですが、絶妙な手加減で綺麗に縫い上げていきます。


こだわりのパンチングパッド

パンチングパッドに薄い生地を縫い付ける
パンチングパッドに薄い生地を縫い付ける
パンチングパッドに薄い生地を縫い付ける

バストのカップは、着ている時に体温がこもらないよう、できる限り薄くします。パッドに丸い模様のような小さな穴を開けて、通気性を高めています。

さらにこのまま使うのではなく、より肌触りが良くなるように、薄いオーガニックコットンの天竺生地でくるんでカバーします。

まるで湯葉のような薄い生地を、一枚一枚調整しながら縫って包み込み、究極の肌触りの良さを目指します。

手塩にかけて縫製すれば、最高の着心地に。

オーガニックコットン・天然繊維を使って、着心地の良さを叶えるデザインや見た目を実現するためには、同じ方向を目指し製品を仕上げてくださる工場さんのご協力なくしてはできません。

機能的なのにとっても気持ち良い!この着心地をぜひ確かめてみてください。 

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