カップ付きテレコタンクトップができるまで

涼しさとシルエットの美しさにこだわった逸品
プリスティンのロングセラーアイテム「カップ付きタンクトップ」ができるまでを取材しました。
すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。
みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。
カップ付きテレコタンクトップとは

栃木県栃木市へ
訪れたのは、プリスティンの「ふわぴたスワンブラ」も手掛けてくださっている小林縫製さん。
「商品をゼロから作って、発送までを一貫してできること。特に、企画部門があることは大きな強みですね。」と専務の小林さん。

縫製の現場を見てみましょう

プリスティンのカップ付きタンクトップ、ここが違う。


こだわりのひとつ、 薄い天竺生地でパンチングパッドをカバー
パッドに小さな丸い模様になっているのがパンチングしたものです。
バストのカップは、熱が極力こもらないよう、パンチングし、できる限り薄くしています。
この薄い生地をカバーするのに一苦労。
すべらないパッドの上に薄い生地を重ねていくのですが、何度も手で調整していきます。
その様子に、「まるで湯葉を一枚一枚すくいあげるみたいですね・・・」と思わず言葉に出てしまいました。
1時間半でおよそ30m(1反)の生地が編まれます。
生産性を上げたり、いくつもの生産工程をとおるために通常使用する様々な薬剤を使用しないため、取り扱いに気をつかいます。

糸毛羽をきれいにすることも大切な仕事。
手間がかかる作業のひとつが、糸毛羽(ケバ)を綺麗にすること。
化学繊維等を使用する場合は、糸に油を塗布して滑りをよくするのが一般的ですが、オーガニックコットンは、代わりに蜜蝋を使用します。
既に蜜蝋が塗布してある糸でも、場合によっては付け直す作業をしているそうです。
機械が動いている間、中央上にあるプロペラが回り、毛羽が編み物に入り込まないようにしています。

天然繊維はまるで生き物。
コットンの出来や、湿度や気温によって編み上がりが微妙に違ってくるため、その度に機械を微調整しながら良いものを作り上げます。
苦労の多いなかでも「喜ばれるものをつくりたい」と図子田社長はまっすぐ伝えてくださいました。

「あの生地も!」「この生地私好きなのよね」とみなさんのお声が聞こえてくるような気がします。大きな機械でゆっくりゆっくりと作られた生地から生まれる気持ちのよいアイテムをぜひ身にまとってください。