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プリスティン研修旅行レポート|群馬・栃木でものづくりの現場を訪ねました

アバンティコットン倶楽部の川田ファームの畑の写真

2026年7月、本格的な夏の幕開けを感じさせる眩しい太陽のもと、毎年恒例の研修旅行へ。
PRISTINEでは、ものづくりに関わる現場を実際に訪れ、素材やつくり手への理解を深めることを大切にしています。今年の研修旅行では、群馬県と栃木県を訪れました。


今年の旅のテーマは、「綿畑から製品へ、シームレスな繋がりを知ろう!繋がろう!」
アバンティが大切にしている「顔の見えるものづくり」の背景から、お客様のもとへ製品が届くまでのプロセス(サプライチェーン)、そして現在全国へ広がっている国産綿の畑まで、スタッフ全員で五感を使って学び、絆を深める特別なツアーとなりました。

より多くのスタッフが参加できるように。今年ならではの試み

アバンティ研修旅行の様子

今回の研修旅行は、オーガニックコットンのものづくりの背景にあるパートナー工場や配送センター、そして栃木県の国産綿畑(コットンファーム)を巡る濃密なルートです。

例年は一泊二日が多いのですが、子育てや介護など多様なライフステージのスタッフが働くアバンティ。「全員で同じ景色を共有したい」という想いから、今年は日帰りツアーを企画しました。幹事を務めてくれたのは、入社2年目の若手スタッフ2人。先輩のサポートを受けながら、一生懸命準備を進めてくれました。

当日は店舗・本社のメンバーが集結し、過去最大人数が参加!みんなで同じバスに乗り込み、いよいよ「プリスティンの原点」を巡るサプライチェーンの旅がスタートします。

プリスティンに欠かせない、極上のカットソーが生まれる場所へ

まず私たちが向かったのは、織物の産地として名高い群馬県桐生市にある「図子田(ずしだ)テキスタイル」さん。明治末期に創業し、長きにわたり日本の繊維産業を支えてこられた歴史ある工場です。


プリスティンの定番である「ノーマルパイル」や「ベロア」など、まるですっぴんの肌のように心地よい、無染色オーガニックコットンの魅力を最大限に引き出してくださっています。


カットソー生地を手がける工場の中でも、経編み(トリコットやラッセルなど)、そして丸編み(パイルなど)まで、一社で多彩な技法を編みこなせる卓越した技術をお持ちです。

アバンティ研修旅行で訪れた、図子田テキスタイルのものづくりの写真
アバンティ研修旅行で訪れた、図子田テキスタイルのものづくりの写真
アバンティ研修旅行で訪れた、図子田テキスタイルのものづくりの写真
アバンティ研修旅行で訪れた、図子田テキスタイルのものづくりの写真

パイル生地ひとつにしても、その作り方はさまざま。見学では、丸編み機で編む「シンカーパイル」、経編み機で編む「パイル」の違い、それぞれの編み上がる仕組みを大変丁寧に教えていただきました。

経編み機は、複雑に動く針で編まれた生地の表面を、細かい爪のようなパーツで優しく掻き立てることでパイルを起こしていきます。一方、シンカーパイルは「シンカー」という精密なパーツの幅によって、美しいループの長さが決まるのだそう。

訪問時には、今年の秋冬に店頭に並ぶベロア素材が機械にかかっていました。これから製品になる生地に触れ、皆目が釘付けでした。

生地を健やかに洗う、風合いの要「整染ワコー」へ

図子田テキスタイルさんで丁寧に編み上げられた生地は、同じく桐生産地にある「整染(せいせん)ワコー」さんへと運ばれます。ここは、プリスティンの命とも言える「柔らかな風合い」を司る、仕上げの要となる工程です。

長年お世話になっている谷さんが、工場を案内する前に「マル秘資料」を用意してくださり、工程を分かりやすく説明してくださいました。

オーガニックコットン本来のピュアな風合いを活かすためには、化学薬品に頼るのではなく、水の量、温度、時間を絶妙にコントロールしながら、たっぷりと時間をかけて洗う必要があります。編み上がった生地を一つにつなげて輪っか状にし、大がかりな機械の中をぐるぐると回す作業は、なんと2時間にも及びます。

アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行

洗って、乾燥させて、生地の幅を整えてセットして、検反しながら巻き取る。大変な手間と時間がかかるこの工程は、熟練の職人技と大規模な設備があってこそ成せる技。私たちが自信を持ってお届けしている「気持ちよさ」は、こうした産地の情熱とバトンリレーによって守られているのだと、改めて深く実感しました。

日本で大変貴重になりつつある、伝統のキルティング技術「三景 栃木工場」へ

旅の次なる目的地は、プリスティンの秋冬コレクションに欠かせないアウター生地などを仕込んでくださっている「三景(さんけい)栃木工場」さんです。
今や国内では大変貴重になりつつあるキルティングの生産背景。工場では、職人技と緻密なテクノロジーが融合した「キルティング機」と「刺繍機」という、2つの大きな機械の動く様子を見学させていただきました。

アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行

プリスティンのキルティングには、他にはない大きなこだわりがあります。一般的に使われることの多いポリエステルの中綿ではなく、私たちはアニマルウェルフェアに配慮した生分解性のある「ノンミュールジングウール」を採用しています。このウールを、さらに心地よいオーガニックコットンの生地でふんわりと包み込むことで、プリスティンだけの特別なキルティング生地が生まれるのです。


見学中、特に印象的だったのが、三景の皆さんがとてもはつらつと働かれていたことです。生地の検反(検品)や繊細な手作業を行うお部屋では、熟練の技術者の方々が私たちを「にっこにこ」の笑顔で温かく迎えてくださり、スタッフ一同大感激。

さらに驚いたのは、三景さんでは「これまで生地の不良(B反)を一度も出したことがない」というお話でした。圧倒的なクオリティコントロールの裏側には、熟練の技に甘んじることなく、一枚一枚の生地に笑顔で、それに向き合う職人たちのプライドがありました。


地球に還る素材を選び、国内の貴重な技術で仕立てていく――。秋冬にお客様へお届けするアウターの温もりは、こうした確かな技術と環境への優しいまなざしから作られているのだと、胸が熱くなる見学となりました。

ものづくりのバトンをつないでくださる、物流センターへ。

こうして産地で大切に作られた生地や製品を保管し、全国へ届けてくださるのが桐生の「東群運送」さんです。
プリスティンの製品を美しく、適切な状態でお客様へデリバリーするための物流パートナーとしてアバンティの想いに共感し、なんと「アバンティ専用の倉庫」を一から立ち上げてくださったのです。当時の大変だった倉庫移管の様子を、今回は懐かしい写真とともに振り返りながらお話を伺いました。

アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行
アバンティ研修旅行

アバンティは製品だけでなく、オーガニックコットンの糸や生地を扱う「生地屋」でもあります。広大な倉庫では、大切な原料が極めて美しい環境で保管され、丁寧にカットされていました。

いつも段ボールを開けて製品を受け取っている店舗スタッフも、配送の現場を直接目にしたことで、「私たちの手元に届くまでのバトン」を肌で実感。綺麗な梱包や迅速なデリバリーの裏側にある一つひとつの手仕事に触れ、「本当に東群さんに出会えてよかった」と心から感謝が湧き出る時間となりました。

旅のフィナーレ!国産綿の未来を耕す「川田ファーム」へ

研修旅行の最後を飾るのは、アバンティコットン倶楽部のパートナーとして、ともに国産綿の復活に取り組んでいる栃木県の「川田ファーム」さんです。

こちらでは、なんと13品種ものオーガニックコットンを大切に栽培してくださっています。さらに、ただ綿を育てるだけでなく、アバンティの未来に向けた「試験圃場(ほじょう)」としての役割も担っていただいています。現在は、農地が吸収する二酸化炭素量を測定・活用する「カーボンインセット化実験」のデータ収集にもご協力いただいており、まさに持続可能な農業の最前線を走る大切な場所です。

広大な空の下、青々と育つコットンの葉に囲まれながら、ショップのスタッフも本社のメンバーも全員で、私たちが目指す「しあわせの循環」を肌で体感することができました。

アバンティコットン倶楽部 川田ファームへ


綿畑から皆さまの手元まで。シームレスな繋がりを胸に

今回の研修旅行を通じて、オーガニックコットンのものづくりに携わる方、美しくデリバリーしてくださる方、そして未来を想いながら綿を育ててくださる方――すべての方と直接対面し、そのお顔や声、そしてその場所の体温や空気の香りを肌で感じることができました。

すべてのプロセスの裏側にあるのは、職人たちの温かい笑顔と、誇りに満ちた手仕事。そして、そのすべての原点である「綿畑」の土の温もりです。


このシームレスな繋がりと、たくさんの「しあわせの循環」から生まれたプリスティンの製品を、私たちはこれからも誇りを持って皆さまのもとへお届けしていきたい。参加したスタッフ全員が、胸を熱くしながらそう強く誓った旅となりました。

アバンティコットン倶楽部 川田ファームへ

最後になりますが、大人数で押しかけたのにも関わらず、どこへ行っても大変温かく丁寧にご対応くださったパートナーの皆さまには、本当に頭が上がりません。皆さまがいてくださるからこそ、私たちはプリスティンの製品を自信を持ってお客様にお届けすることができています。


今回の研修で学んだことを、これからの商品づくりやお店でのご案内、お客様との会話につなげていきます。これからもPRISTINEのものづくりをお届けしてまいります。

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