浜松学芸高等学校のキャリア教育授業を行いました
アバンティでは企業活動に加え、教育機関での授業やワークショップにも取り組んでいます。今回は高校のキャリア教育の一環として企業訪問のご依頼をいただき、静岡県浜松市から浜松学芸高校の皆さんがアバンティにお越しくださいました。
静岡といえば、アバンティでも「30/-ガーゼ」「やわらかサテン」「20/-平織」など、シャトル織機で風合い豊かに織り上げられる定番生地の産地として日頃からお世話になっている地域です。
当日はアバンティ未来課広報の島田と、アバンティコットン倶楽部担当の川邉が中心となり、お話をさせていただきました。
実施したプログラム
■ 私たちアバンティについて
・「大地から再生まで、オーガニックコットンのすべてをシームレスにつなぐ」事業のしくみ
・各チームの役割と運営体制
■ なぜオーガニックコットンが人と地球に良いのか?
・栽培方法の違いと、一般綿が地球・人に与える影響
・消費者にとってのメリット、製品の違い
・「天然の油分を生かす」ための実験(コットンに含まれる油分を知る体験)
■ 私たちのものづくりについて
・無染色、顔の見えるものづくり、やさしい仕様などのこだわり
・綿から生地になるまでの工程を体験
・プリスティン本店で製品に触れ、仕様や背景を学ぶ
■ 事前にいただいたご質問への回答
・原料から最終製品まで一貫してものづくりをする難しさは?
・消費者ニーズの変化と、その実感について
参加してくださった皆さんからは、
「服づくりにこれほど多くの工程があることに驚いた。自分の持っている服も同じように作られていると思うと、1着1着を大切にしたいと思った。」
「同じコットンでも、糸の太さや織り方でこんなに多様な生地や服が生まれることに感動した。」
「服を買うときに、つくられる背景も考えようと思った。」
「オーガニックコットンの可能性を知り、自分も周りに広めたいと思った。」
「服づくりがデザインや販売だけでなく、日本や地球の未来を考える行為だと知った。服を長持ちさせるため丁寧に扱いたいと思った。」
など、嬉しい感想をたくさんいただきました。
今回の訪問が、毎日の暮らしに欠かせない繊維製品の「ものづくりの背景」に目を向けるきっかけとなったのであれば、私たちにとっても大変うれしいことだと感じています。









