COTTON JOURNAL

立教大学で行われた「社会デザイン学会シンポジウム」に奥森が登壇しました

株式会社アバンティ代表奥森秀子

2025年6月29日(日)⽴教⼤学池袋キャンパス太⼑川記念館にて開催された「社会デザイン学会シンポジウム」に、午後の部でコーディネーターを務められた、跡見学園女子大学マネジメント学部 特任教授の宮崎 正浩さんよりご依頼をいただきアバンティ代表 奥森秀子が登壇いたしました。

当日の様子をご紹介

討論テーマは、企業の社会的責任:サステナビリティ経営を目指す新たなアプローチ

「倫理ではなく経営と金融の要としてのサステナビリティ」
登壇者:川口真理子 立教大学大学院社会デザイン研究科特任教授

「オーガニックコットンビジネスで社会課題・環境課題を解決する」
登壇者:奥森秀子 株式会社アバンティ代表取締役社長

「子ども・女性の貧困解消のための雇用の在り方」
登壇者:鳫咲子 跡見学園女子大学マネジメント学部教授


質疑応答での一幕をご紹介

各話題提供後に全体討論があり、奥森にもいくつか質問をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

「オーガニックコットンを使用するため一般的な製品よりも値段は高くなるが、それでも支持される理由は?」

私たちは大量生産・大量廃棄のように安く大量に作るのではなく、良いものを長く使ってもらうご提案をしています。製品の品質はもちろん、2012年より行う「リプリササービス」で、ほつれたりサイズアウトしたものはお直しを、汚れや色落ちが気になるものは草木染めによる染め替えを、穴が空いてしまったら素敵な刺繍でダーニングをして、選んでいただいたプリスティンの製品を長く愛用していただけるようなご提案をしています。

お手入れも含めて、買った後のことまでを考えてお伝えすることで、選んでいただけているのだと思います。


「トレサビリティのある製品を作る上での困難は?」

一般的なアパレルと違い、商社さんから買った糸や生地からデザインするのではなく、インドの児童労働のない畑の原綿を選び、糸から日本で、顔の見えるものづくりをしています。

なのでプリスティンの生産管理担当はトレースの管理然り、原価の設定も自社で原綿から糸から辿る必要があるため、相当な時間と苦労がかかります。



じつはアバンティでプリスティンの販促担当の陳は立教大学社会デザイン学科の授業を受けておりましたので、元学長と久しぶりに再会する場面も。学会とのことで厳粛なムードに奥森も少し緊張しておりましたが、皆様あたたかな空気で迎えてくださり、学びの多い一日となりました。

最後は登壇を見にきたスタッフと一緒に、立教大学で行われていた細野晴臣さんの展示を見て帰りました♪

今後もご依頼がありましたら、オーガニックコットンを取り巻く環境・人権問題についてや、私たちの取り組みについて伝える活動を積極的に行っていきたいと思います。

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