ものづくりストーリー

ダブルガーゼパジャマができるまで

糸魚川から生まれる、技術の高い製品。

プリスティンのウェアやパジャマを縫製してくださる工場で「コットンリネンガーゼパジャマ」ができるまでを取材しました。

すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。

みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。

コットンリネンガーゼパジャマとは

表側をリネン、肌側をコットンになるように仕立てた二重ガーゼ。滋賀県高島市のマスダさんで作られた生地です。

新潟県糸魚川市へ

訪れたのは、新潟県糸魚川市。創業以来50年以上もの間、ファッション業界のトレンドとともに技術の追求をし続けてきた、美装いがらしさん。そのクオリティの高さで、プリスティンを支え続けてくださっています。

1枚の生地から製品へ

高島で丁寧に織られた生地を丁寧に裁断。

このなが~い台の上でパジャマに必要なパーツに合わせて生地を裁断していきます。

たった一着のパジャマでも実はたくさんのパーツに分かれているんですよ。

スピードと技術力が問われます。

柔らかな生地は、着る人にとって気持ちよさを感じる大事なポイントです。

しかしその柔らかさはミシンをかけるときには一苦労。

途中何度もミシンを止めて、生地がよじれないように伸ばして整えながら縫い進めていきます。

10年以上かけて熟練した技術を磨き上げた現場の方々から出る意見は、実際にプリスティンの企画現場にも届きます。

「もっとこうしたらいいと思う」「ここはこっちの方がいいのでは?」といった声を提案として教えてくださることで、プリスティンのデザイナーもとても助かっているとのこと。

実際にお話を聞いてみました。

ーいつもどんなことを考えながらお仕事されていますか?

「きれいな製品を作ることを考えています。プリスティンは、こだわったデザインの部分の縫製が難しいところがあります。でも、服を手にしてくださった方に『あ、きれいだな』と思ってもらいたいなと思っています。」

ープリスティンの製品はどうですか?


「生地が柔らかいものが多く、ステッチの幅を一定にして縫い上げることが難しいです。難しい製品の場合でも、やってやる!という思いと、実際にお召しになるお客様に喜んでいただきたいな、と思いながら縫い上げています。」

綿づくりにも取り組んでいます。

美装いがらしさんは、糸魚川の地で綿づくりや藍づくりにも取り組んでいます。綿づくりでは、アバンティコットン倶楽部のメンバーとしても参加してくださっているんですよ。

取材中「いつか糸魚川で取れたコットンを使って、糸魚川で生まれた赤ちゃんの産着を作り贈りたい」という言葉を聞き、感動。

土から、製品づくりまで。ものづくりへの真摯な向き合い方が素晴らしい会社さんです。

使う人に喜んでほしい、扱う生地は最後まで大切に使いたいという心のこもった工場で作られています。

生地から製品に仕上げる工程にも多くの人の手を通り、多くの人の心が込められています。 

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