ものづくりストーリー

カンボジアのビーズネックレスができるまで


メイド・イン・ジャパンでものづくりする私たちがカンボジアのネックレスを扱う理由

プリスティンで取り扱う、カンボジアのネックレスができるまでを取材しました。

すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。

みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。

カンボジアのネックレスとは

一針ひとはり、ビーズに縫いとめたショートネックレス。オーガニックコットンの生地でつくってもらったコラボレーションネックレスとCHAでシルクの素材を縫い合わせたカラフルなものがあり、コーディネートに合わせてさまざまなバリエーションで楽しむことができます。

つけているのを忘れるくらいの軽さで、肩こりも気になりません。

カンボジア CHA

NGO「Cambodian Handicraft Association offers women with disabilities(略称:CHA)」

1人でも多くの障がい者が社会で活躍できる可能性の幅が広がることを願いを込めて、女性障がい者がスキルトレーニングを通じ、社会復帰を目指す団体です。

どんな風にネックレスができあがっていくのでしょうか

生地の端を縫製

小さな三つ折りを指で細かく作っていくのが大変・・・!

「オッ ピバ テー(難しくないよ)」とお得意顔のナエムさん。

布にビーズを巻いていきます

次に端を縫った細長い布にプラスチックビーズを巻いていきます。

この作業がとても難しく、時間をかけて丁寧に作っています。

玉と玉の間にも針を通して、ほどけにくいようしっかり玉留めを繰り返していきます。

彼女たちはイキイキと仕事をしています

設立当初は地雷の被害者やポリオの女性が中心に、最近では難聴や知的障がいをもつ女性の受け入れもスタート。

首都プノンペンにあるセンターでは、現在約25名で共同生活を送っています。

スキルトレーニング以外にも、料理・掃除・洗濯などの家事や公用語であるクメール語、英語も学ぶことができ、自立した際に必要な「生きる力」を養うプログラムとなっています。


現在までに300名以上の障がい者が新しいスキルと生きる希望を得て、CHAを卒業しました。

「新しい仕事に就くことができた」

「自分の村で生活ができる」

「障害をもっていても働くことができる」

彼女たちはトレーニングを通し、障がいというハンディキャップや過去の経験を乗り越え、社会で自分の力を発揮できるチャンスを掴むことができます。

海外からの注文やプロダクトを購入していただいた時の彼女たちの喜びは、社会復帰への自信に繋がります。

そして、1人でも多くの障がい者が、スキルを身につけて社会で活躍できる可能性の幅が広がることを願っています。

仕事づくりを通して、輝く女性を応援したい

CHA代表のキムタさん(写真中央)とCHA JAPAN代表の西村さん(右)。

「多くの障がい者が家で生きることだけを余儀なくされ、生活に希望を失い、その環境から抜け出すことができないカンボジア社会を変えたい。」と、彼女たちを社会のコミュニティへ結びつける第一歩を提供しています。

西村さんは現在プリスティン阪急うめだ店の店長を勤めているんですよ。

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