妊娠出産を通して変わる女性の体と心
妊娠・出産は、女性のライフスタイルの中でも身体と心に深く影響を与える人生の大きなイベントです。日本では出生率が1.15(2024年)と毎年下がり、結婚しても子どもを持たない選択をする人も増えてきています。子どもを育てにくい社会的状況の昨今の時代に妊娠、出産という選択をする女性は常にHAPPYではなく、常に揺れ動いています。
身体と心の変化についてご紹介しつつ、家族だけの支援だけでなく社会的支援の側面の面についてもご紹介します。
身体の変化:妊娠から産後まで
① 妊娠中の身体的変化
つわり、便秘、頻尿、むくみ、腰痛、貧血などが起こりやすく、個人差があります。不定愁訴をマイナートラブルと言いますが、大なり小なり何かしらあります。出産年齢の高齢化に伴い、基礎疾患などの合併症を持ちながら妊娠を継続する人も増えてきました。
妊娠中期以降は子宮の拡大により姿勢や動作に制限が生じ、長時間の立ち仕事や歩行について疲労後も増し転倒リスクも高まります。
② 出産後の身体的変化
会陰部の痛み、帝王切開の痛み、子宮収縮、悪露(出産後の出血)、乳房の張りなどがあり、回復には数週間から数ヶ月かかることもあります。
無痛分娩が増えてきましたが、吸引分娩や鉗子分娩などの医療介入も増え、骨盤底筋の緩みや尿漏れ、性機能の変化も見られ、若い女性でもリハビリやケアが重要です。
心の変化:感情・認知・社会的役割について
① 妊娠期の心理的変化
妊娠初期はホルモン変動により不安感や気分の浮き沈みが起こりやすく、自己肯定感が揺らぐ場合もあります。望んで授かった赤ちゃんなのか、予想外で妊娠した人でも有意差が見られます。
「母になる」ことへの期待と不安が交錯し、7割近い妊婦さんも仕事をしている昨今では社会的役割の変化に戸惑う人もいます。
② 産後のメンタル変化
出産直後は「マタニティブルーズ」と呼ばれる一時的な感情の不安定さが多くの女性に見られます。涙もろさ、不安、疲労感などが特徴です。4人に1人がメンタル低下をすると言われています。
一方、産後うつはより深刻で、育児への興味喪失、強い無力感、睡眠障害などが長期化する場合は専門的支援が必要です。日本でも官民合わせて産後ケア事業がこの数年で進んできているので、一人で子育てする時代は終わりつつありますが利用率はまだまだ低く、今後も認知活動が必要になっていくでしょう。
③「母親脳」という変化
出産後、脳の構造が再編され「母親脳」と呼ばれる状態になり、子どもへの感受性や共感力が高まることが知られています。物事の優先度が変わるのも知られている所です。
優先順位が変わる自分に戸惑うのは自然なことです。
家族だけに頼らない、社会的支援
自治体の産前産後ヘルプ・産後ケア(宿泊・通所・訪問)
母子保健の相談窓口(保健師・助産師)
職場の制度(産前産後休業、育休、時短・在宅、両立支援)
地域の子育てひろば・ピアサポート
パートナー向け講座(抱っこ・沐浴・睡眠など)
オーガニックコットンとPRISTINEができること
からだとこころが繊細な時期に“いちばん近くにあるもの”である肌着・タオル・寝具を、刺激の少ない素材と設計で整える——それは毎日の負担を静かに減らす具体策です。プリスティンではマタニティ用につくられたシリーズはありませんが、サイズ感にゆとりのあるものは妊娠中はもちろん、産後も使えること、デザインがマタニティ用とちがい洗練されているので着ると気持ちが嬉しくなる、そんなお声もいただいています。
・無染色オーガニックコットン:余分な脱脂や加工を抑え、綿本来のなめらかさと吸放湿性をいかす。季節と体温が揺れる時期に、ムレにくく冷えにくい。
・肌あたり配慮の縫製:フラットシーマや外縫いなどで縫い目刺激を低減。産前産後の敏感な肌を想定。
・締めつけにくい設計:お腹まわりにやさしいインナー、就寝時のレイヤリングがしやすいパジャマ・レギンス。
・日常で使い続けやすい実用品:高吸水のタオル、通気と保温のバランスがよいガーゼ寝具は、産前産後〜育児期まで息長く使える。
妊娠初期:締めつけにくい腹部フリーのインナー/汗ばみ対策のガーゼタオル
中期〜後期:就寝時のレギンス+ワンピース型パジャマ/軽い羽織
出産・入院:前開き授乳パジャマ/大判タオル(赤ちゃんと共用しやすい)
産後1〜3ヶ月:授乳ブラ・授乳タンク/腹部の縫い目を避けたボトム
赤ちゃんと一緒:無染色のスタイ・ブランケット(口元に触れても安心感のある設計・素材選び)
※本記事は、現役の助産師の監修のもと、正確かつ信頼性の高い情報をもとに作成されています。
妊娠・出産・育児に関する知識と経験を持つ専門家が執筆を担当しており、
安心してご活用いただける内容となっております。
執筆者
浅井貴子/助産師
群馬大学医学部 助産課程卒業
浜松医科大学医学部附属病院 産婦人科病棟勤務
聖隷浜松病院NICU勤務
メディカルハーブやアロマなどの代替療法を利用した産後ケアを得意とし、産前~産後、乳児期の代替補完療法を提案を発信する。母と子のナチュラルケアブランドAMOMA、マームガーデンリゾート葉山のアドバイザー務めるプリスティンベビーアドバイザー。
プリスティンとは
プリスティンは、オーガニックコットンを中心としたやさしい素材で知られるメイドインジャパンのブランド。糸から製品まで国内で丁寧につくられ、環境にも人にも配慮されたサスティナブルなものづくりを大切にしています。
人にも地球にもやさしいオーガニックコットン
今、着るものにオーガニックコットン素材を選ぶ方が増えています。オーガニックコットンは、3年以上化学薬品を使用していない土壌で、農薬を極力使わずに栽培されたコットンのみを使用。プリスティンが使うオーガニックコットンは児童労働も行われていない畑で収穫されたもの。油分をほどよく含んでいるため、お洗濯をしてもやわらかな風合いが続きます。