肌掛け布団ができるまで

人は人生の3分の1を眠って過ごすから。毎日健やかな眠りを。
プリスティンの眠りに欠かせない「肌掛け布団」ができるまでを取材しました。
すべてのものには生まれてきたストーリーがあります。
みなさまの手元に届くまでに辿ってきたものづくりの様子を、少し覗いてみませんか。
肌掛け布団とは
名前のとおり素肌に直接かけてお使いいただける、薄い上掛け布団。あえてカバーは掛けず、オーガニックコットンの肌触りを体感してください。「ジャカード」以外に「コットンリネン」「サテン」の生地でつくっています。中綿までオーガニックコットン100%の贅沢な仕様です。

新潟県新潟市へ
訪れたのは、新潟県新潟市。
創業はなんと明治44年!
時代の流行によって変わる眠りの環境。ニーズに合わせて様々な寝具を作り、国内の自社工場で一貫生産しています。
「肌掛け布団」以外にも「ベビー組布団」も作ってくださっており、プリスティンの眠りに欠かせない工場さんです。

布団の中身はどうなっているのでしょう?

工場に到着した段階では、この状態。解綿機という綿ほぐし機で、綿に付着しているものを取り除いて行きます。それと同時に、輸送される際に圧縮された綿を、風圧でほぐすという役割もあります。
どんどん薄くしていきます
カード機という針山がたくさんついた機械に通し、コットンを薄くふわふわの状態にします。

薄いシート状となって出てきます。大きな大きな脱脂綿の様です。

大事なのは、”木”であること。


この薄いシートは成形機により一定の幅で整えられ、肌掛け布団の生地の中に入る準備をします。
この機械は木製で作られています。なぜ木製なのでしょうか?
それは、木は帯電しないという性質から、薄く軽いコットンのシートが、静電気の影響を極力受けない様にするためです。
静電気が起きると毛羽が立ってしまいます。これを防ぐことにより、綺麗な中綿になります。
いよいよ綿詰め。
いよいよ綿詰めの作業です。2人1組で作業をします。
ポイントは最初に綿が入る頭の部分をしっかり詰めること。
そうすることにより、お尻の部分まで綺麗に詰められます。
キルティング仕上げをします
綿詰めの後は、4メートル四方の大きな機械に通し、布団の表面をキルティングして仕上げます。この工程がないと、中綿が偏ってしまいます。

最後は人の手で。

加工の工程を少なくすることで、生地がやわらかく。
「生地がとても柔らかく、やさしく扱うようにいつも心掛けています」と工場の方。
一般的な布団に比べやわらかい生地がゆえ、縫製が大変。引っぱりすぎずにやさしく縫ってくれています。

加工過程も極力少なく。それが生地のやわらかさを生み出しています。
この生地のやわらかさをお客様に届けるために、工場の方は丁寧に作業をしてくださっていると思うと、心があたたかくなりました。

長く愛される製品の背景には、”私たちが毎日使う姿”までを考えてものづくりをしてくださっている職人さんたちの思いがあります。
あたたかさが詰まった「肌掛け布団」を、たくさんの方の手にお届けいたします。
プリスティンのお布団で心地よい睡眠をとってみるのはいかがでしょうか?